スマホ依存の実態

学校でタブレット学習が加速するメリットとデメリット+AI学習

今は昔と違い、デジタル社会へと急速に変わりつつある。ビジネス社会では、今はAIをいかに使いこなすか、企業はやっきになって取り組んでいますし、AIが広がっていけば、さらにそれによって、ますます新しく変わっていくでしょう。

小学校や中学校など、学校でもタブレットを基本とする学習がかなり普及していますが、さすがにAIを学校に導入しようとする動きは、まだそこまで広がっていないだろうと思いきや・・・・、なんかそうでもないみたいですね。

日本社会は常に新しいものを渇望しています。
2000年ごろは、携帯電話が普及し始めると、こぞって携帯電話を早く試してみたい、そう皆が思っていたはずです。まだそれほど普及していない携帯電話を持っていることが自分のステータスを上げることなんだと・・・。iPhoneしかり、最新のゲーム機しかり、新しい車・・・などなど、新しいものを手に入れる欲求は、今も昔も変わりません。

だから、タブレット学習だけでなく、いずれ、AIを使いこなす学習が小学校・中学校・高校で当たり前の世の中になっていくのだろうと思います。

しかし、この動きには必ず反対する動きも出てくると思います。

そもそも、タブレット学習でさえ、私は反対です。なぜなら、紙に鉛筆を持って書く行為が一番面倒くさいから、脳をフル活用しなくてはいけません。例えば、(これは私の想像ですが・・・)タブレット学習だと、設問が表示され、子どもは答えを出すためにうんうん考えて、正解だと思う方をタップする、正解・不正解それぞれに解説が表示される。また、社会などであれば、タップすれば、次のページをめくり、いろいろな情報をどんどんと見せてくれます。楽なんですよ。本をめくるよりも、ただ、タップしていくだけなので。

知っていますか?

速読のスクールでは、脳を活性化させるために、ただただ、本をめくるトレーニングがあります。私はもともと速読業界にいてた人間なので、速読業界のダメなところも、総合的に決して脳力開発になりえていないことを知っていますが(誤解があるかも知れないので、どこか別ページでまた解説します)、本をめくる行為そのものは、脳を刺激する行為であることが、脳科学的にきちんと立証されています。

ジョジョの奇妙な冒険だったか、何かの漫画で、辞書を見ないで、辞書をめくって止めたページが何ページが当てることで、今日の自分の脳の冴えを確かめるような悪役キャラクターがいましたが、これはわりと理にかなった行為だったと思います。できる人はそうそういないと思いますが・・・w

ページをめくるだけでなく、鉛筆をもって、字を書こうとする行為も脳を鍛えます。スマホやパソコン・タブレットだと、入力補助機能があるせいで、漢字がわらかなくても、候補をコンピュータが表示してくれるので、自分が忘れていても、問題なく、入力できてしまう。わからなくてもわかってしまう。大人の場合は、言ってみれば、衰えていく一方なので、このようなお助け機能を使って、仕事をすることは別にいいのです。でも、子どもは違います。成長して当たり前の子どもの成長を妨げるような行為はいけないのです。

パソコン・タブレット・スマホ、コンピュータがまわりにあればあるほど、お助け機能が働いてしまい、脳が十分に活躍できません。これも、チリもつもれば山となる「チリツモ」です。

その上、AIを使いこなす学習を子どもにさせるのか?ということを教育委員会は真剣に考えてもらわなくてはいけません。私は最新の情報にうとく、今の学校事情に明るくありません。しかし、AIを使いこなす前に、まず子供らが自分の脳にしっかり仕事をさせて、脳をフル活用させるような学習ができているか、それが失われると、成績が落ちるだけでなく、やる気散漫、情緒不安定な子どもらを、どんどん増やしてしまうことになります。

繰り返しになりますが、私は憶測で言っている訳でも、あてずっぽうで脅すようなことを言い続けている訳でもありません。自分の子どもを不幸にしてしまっていますが、この日本の多くの子どもらの将来のために、もっと真剣に教育を考えなくてはいけない・・・と思ってのことです。

ただ、私がこういう根拠が薄いなぁとは感じているので、これは今後の課題にします。上記と同じようなことを高校2年生の次男に言っても、なかなか半信半疑なぐらいですから・・・。ははは。笑っちゃいますね。。。

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