ここのところ、毎日のように中学生がクラスメートを刺した、高校生が高齢者を刺した、親を殺害した・・・というような事件が次々と起こっている。
これはたまたま、こんな事件が続いて起きただけかも知れないし、そうでないかも知れない。
皆さんはどう思いますか?物騒な世の中になっているから、これぐらいじゃ驚かないよ~、という人が多いでしょうか。
特に最近、目につくのが、10代による殺傷事件ですが、大人も多くなっています。このような事件は、今後ますます増えていくのは間違いありません。こういった衝動的に事件を起こすのは、ひとえに、我慢する力が衰えている人が急速に増えていることが関係していると思います。
「我慢する力」と言いましたが、これはもちろん脳に関係しています。忍耐力などとも言われますが、脳の状態がすこぶる良い人、普段から脳を使い続けている人は、外から受けるストレスや、トラブルをうまく処理できるのですが、脳の状態が未発達な子ども、または脳の状態があまりに衰えすぎている人、スマホ依存やゲーム依存など、何らかの依存症の傾向が見られる人などは、自分の感情をうまく制御できずに、喜怒哀楽が外に出してしまうケースがあります。
その喜怒哀楽を他人に迷惑をかけない程度に出せている時はいいのですが、脳の状態が本当に衰えすぎてくると、情緒不安定になり、考えられないような行動を取ることがあります。
私自身、20代前半のころ、引きこもりを2~3年続けていたある日、車で突然ドライブをしようと思って、兵庫県相生から、西へ西へ、岡山県のかなり西の方まで、あてもなく運転をはじめました。この時、全くどこに行こうというのはなかったのです。ただ、生きることに何か希望が持てなくなり、このまま、事故でも起こってくれないかなぁと、ただ、そんな漠然とした感覚のまま、100キロぐらい走りつづけました。おそらく自殺願望が少しあったものと思います。まぁ一応、帰ってはきましたが、注意力散漫で非常に危ない状態だっと思います。
これは一例に過ぎませんが、脳レベルが悪くなりすぎている時、希望が持てなくなっている時、孤立している時、人に害を及ぼそうとしていなくても、危ない行動を取ることがあります。
全てを同じように捉えることはできませんが、自殺願望があるような人の行動も、殺傷事件を起こす人も、忍耐力、つまり脳レベルの状態が低く、自分の感情を制御できない状態になっているケースが多いと思います。
脳をちゃんと働かせていないと、将来、自分が危ない事件を起こしたり、自分の家族がそんなことに巻き込まれたりするかも知れません。脳をちゃんと働かせるには、普通に生きていればいいのですが、今の時代を、脳を堕落させるアイテムはごまんとあります。その最たるものがスマホです。スマホは手軽にいつでもできて、そばにあるというのが、依存するにはもってこいのアイテムです。時間がもったいないといって、スマホに漫画アプリをインストールしていませんか?楽しいっちゃ楽しいですが、その娯楽、いつまで続けますか?
賢く生きるためには、いろいろとすべきこと、するべきでないこと、分けて整理すべきです。
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