6月14日が「認知症予防の日」だからなのか、ここ最近、スマホ認知症と思える人が増えている、というニュースが多い。テレビ朝日、毎日放送で見た気がしますが、他にも報道はあるでしょう。数日前にライブドアニュースでも、こんな記事がありました。
脳のオーバーワークでスマホ認知症が急増 予備軍は2000万人の可能性も
以下が、ニュースの抜粋です。
「スマホ認知症」が増加しており、FNNプライムオンラインによれば、脳が処理しきれない情報に晒されることで、記憶障害など認知症に似た一時的な症状が現れるといいます。
金町駅前脳神経内科の内野勝行院長は、スマホやタブレットなどデジタル機器による「脳のオーバーワーク」が原因で、予定や料理の手順を忘れる、知人の名前や漢字が出てこないといった症状が散見されると指摘。クリニックでは「スマホ認知症外来」も始められ、1000万~2000万人が予備軍になりうるとしています。
チェックリストには以下の8項目が挙げられ、うち3項目以上当てはまる場合は注意が必要とされています:
・スマホを常に手元に置く
・知人の名前がすぐ出て来ない
・漢字が書けなくなった
・情報を覚えるため写真撮影に頼る
・スマホ以外では調べものをしない
・常に睡眠不足
・やる気や興味が湧かない
・仕事や家事の段取りが悪くなった対策として、スマホと距離を置く「デジタルデトックス」、リズミカルな家事(皿洗い・野菜の千切り)、昼寝やキャンプなど脳のリセットが有効であるとされています。
ある医師によれば、「スマホ認知症」などという言葉は存在しないとのことですが、30年ぐらい前にも、ゲームをしすぎた人を「ゲーム依存症」になったのではないかと言うと、そんな言葉はないと、論争が繰り広げられていましたが、そんな言葉遊びに意味はありません(新たに出てきた症例なのだから前例がないのは当たり前です。頭のかたい医師のセリフだとしか思えない)。今、スマホを使いすぎて、20代・30代なのに、認知症に近い症状が見られる人が増えてきているという事実が重要なのです。
これは認知症の疑いのある人を検査した何百人・何千人というデータが揃わないと、公表されないのかも知れませんが、十中八九、スマホを使いすぎていることが原因と見て間違いないと思います。認知症の症状がみられなくても、それに近い人、予備軍の人まで含めれば、相当、多くの人が危機的状況にあるのだと思います。
そして、これは若い人ほど、問題です。このブログでも、くどいぐらいに言っていますが、特に未成年のスマホ依存の場合、悪い方向の影響力がとても大きいと言わざるを得ません。だって、それはそうでしょう。10代は常にがんばり続けて、成長するのが当たり前の年代です。そんな時に、1日5時間、6時間(ひどい子どもだと8時間以上という子も・・・)と、Youtubeを見たり、SNSにどっぷり浸かっているのです。そのあいだ、脳はほとんど機能していないと言えます。新しいものに触れた時、はじめての時は、多少は脳が反応して、刺激を得ているのですが、何度も何度も、そういう娯楽を繰り返していると、脳の反応はとても小さなものになり、ほとんど機能しなくなります。そのくせ、刺激は前以上に求めるようになるから、エンドレスに続くのです。
若い子でも、大人でも、娯楽は楽しいものです。しかし、それが脳に支障が出るまで続ければ、当たり前の生活ができなくなってしまいます。そう、お金を稼ぐということにも影響が出てしまい、破滅への道をたどることになってしまう・・・のかも知れません。
私も、このようなブログを書いていながら、脳レベルは、非常に落ちぶれていて、このまま何もしなければ、いずれ破滅するかも知れません。スマホに依存することは、ビジネスの上でも、健康上の理由でも、悪い影響を与えてしまいます。そして真っ先に守らなくてはいけないのは、子供らです。
私の子ども、今、次男が高校2年生ですが、スマホの使用はアプリも制限され、時間も制限されています。
どういう方法が最適なのか、それは議論の必要があるでしょう。
自分のお子さん、スマホの使用に対して、ちゃんとルールは設けられていますか?そして、ルールを設けるだけでなく、なぜそんなルールを設けるのか?何のために制限しているのか、家族でちゃんと話し合いたいですね。
この記事へのコメントはありません。